自作ボード展示企画 Part2!

本年度の王位戦では、全国の皆様から募集した自作ボードやダイスカップを募集しました。

どの作品も力作ばかりです!

作品紹介のPart2です!

山本凪瑳さん

制作談

このバックギャモンボードは、3年前、小学1年生の時に作ったものです。夏休みの自由工作で作りました。私は今、小学4年生です。そのときのことを書いていきたいと思います。

そもそも、なぜバックギャモンボードを作ったのかというと、いろいろなボードゲームを遊んでいて、そのどれも面白かったので、将来、ボードゲームを作る人になりたいと思ったからです。

最初は、花札のようなカードゲームを作りたいと考えました。でもお母さんから「1枚1枚違うカードを作るのはとても難しいし夏休み中に作るには時間が足りないよ。マンカラやバックギャモンなら作りやすいんじゃない?」と言われました。「えー!!やだ!!」と思いました。昔はバックギャモンのことをあまり知らなかったからです。花札みたいにカラフルな絵をたくさん描きたいと思っていました。でも、画用紙や厚紙などを自分で切ったり、絵をたくさん描いてみたら、何枚も作るのは無理だと思いました。それで仕方なくバックギャモンとマンカラを作ることにした気がします。今思うと、私はお母さんの作戦にすっかりはめられたのです。

 ボードはダンボールで、コマケースは方眼厚紙で作ることにしました。誰でもまねして作れるように、手に入りやすい身の回りの材料を使うのもテーマのひとつでした。それでもダンボールだけはきれいに切るのが難しかったので、お母さんに頼みました。

コマはペットボトルキャップを使うことにしました。これも手に入りやすいからです。コンビニやスーパーマーケットに立ち寄るたびにデザインをチェックするのがとても楽しかったです。でも、私にとって一番良かったことは、夏休みの工作を理由に、普段飲めない、飲んでみたいジュースをたくさん飲むことができたことです。中でもコーラは味もキャップの色もデザインも最高でした。今なら、15コマずつ同じ色のものを選んだかもしれませんが、あの時は自由でした。それが良かったです。それから、コマの初期配置が分かるようにシールを貼ったのですが、プリキュアのキラキラシールを選んだことを思い出しました。

作るときに難しかったことはたくさんあります。まず、色をぬりです。入学してまだ数か月だったので、1年生の図工の時間ではクーピー・クレヨン・色鉛筆以外使うことはありませんでした。絵の具の出番はなかったせいか、筆を上手に動かすことがとても難しかったです。それから、ぬるときに同じ色をたくさん使いました。最初と同じ色を作り続けることも大変でした。でも、パレットに好きな絵の具を出して混ぜて色を作ることは実験みたいで特に特に楽しかったです。

それから、ボードに使う色の組み合わせを考えることも難しかったです。最初は、全部の色を使いたいと思ったけれど、実際に色鉛筆で書いてみたらぐちゃぐちゃになり、自分の思ったボードにはなりませんでした。だから、自由帳にいろんなパターンを描きまくりました。色だけではなく形なども自分の作りたいアイディアがたくさんありました。でも、四角い方が丸よりぬりやすいことが分かりました。それが分かってからは、方眼紙を実際の大きさに切ってまた更にたくさんのパターンを考えました。

絵の具が乾くまでに時間がかかるので、手が絵の具だらけになりました。色ぬりが終わった部品を汚さないようにとても気をつかいました。ボード内側はコマを動かしやすくするためと、ボードをきれいに保つために透明テープをはりつけました。少し失敗したところもあります。ボードの裏面をかっこよくするためと、ぬるのを少しでも楽にするために、マスキングテープを使いました。最後にテープをはがした瞬間は、きれいにはがれるかどうか緊張したけれど、模様がきれいに浮き上がったのでとても楽しかったです。小学1年生の私は、「まるでマジックショー」だと言っています。

他にも難しかったことはたくさんありましたが、「最後までていねいに作る」と、作品と一緒に出さなくてはいけなかった「作り方のまとめ」を作るのがとにかく大変でした。

完成ボードしたボードを盤双六で有名な草場さんにも見せたら「ゲームしやすい、とてもよいデザインです。キャップはよくあつめましたね。たくさん遊んでみてください」と言われました。とても嬉しかったです。問題点も教えてもらえました。

ルールを理解してバックギャモンを遊ぶようになって約1年が過ぎました。

今回、このボードを作ったときのことを作文にするために、あれこれ思い出す必要があったのですが、一番つらかったまとめがとても役に立ちました。文字と写真で記録を残すことはとても大切なことだと思いました。 工作もバックギャモンも昔の自分よりできることが増えました。「今ならもっとこうできる」と思うことも増えました。小学1年生のときより今の自分は成長したなと思いました。これからも、工作もバックギャモンも頑張りたいです

くさか里樹さん

制作談

世にも魅力的なバックギャモンというゲームを多くの人に楽しんでもらいたい!

地域のイベントなどで子供たちや親御さんに体験してもらおう!

お家ですぐ楽しんでもらうためには1000円以内の安価なボードが絶対必要!

そう思い立って、この紙ボードセットを作りました!

高知で人気の蚤の市への出店や小学校のクラブ活動、図書館でのバックギャモン教室がいよいよ始まります!ご家族で、お友達と、いろんなシーンでバックギャモンを当たり前に楽しむ未来に向けて、高知バックギャモンクラブのメンバーとともに、GO!!

販売情報

  • 紙製ボード:1000円

徳嶋拓人さん

制作談

制作しようと思ったきっかけは面白いバックギャモンを学校の人にも広められたら良いなと思い作成しました。

材料は基本100円ショップで揃えました。 紙でボードを再現するとダイス振った時に転がっていってしまうので書類ケースで作成し、

そのままだとBarの部分にチェッカーを置けないので、そこにDIYで使うウォールバーをひっくり返して置く事にしました。 チェッカーは「にゃんこ並べ」で使う石を使い男女共に興味を持って貰える可愛さを演出しました。使用を許可してくれた製作者の福井暢宏さん、ありがとうございます。

ルールを説明する別紙を作成するのに苦労しました。分かりやすくルールを説明する事がとても難しかったです。 細かいルールは省略して「ルールを読んだら1ポイントマッチが遊べる事」を目指して書きました。 作成してみて、ほぼ理想通りに出来て普通にプレイ出来るボードが出来たと思う。

可愛い見た目なので、是非色々な人に興味を持って沢山遊んで貰えると良いなと思います。

Jackie Yoshidaさん

制作談

いくつかコレクションとして持っていたバックギャモンのセットの内、量販店で入手出来るセットで、ボードとチェッカー、ダイスのバランスに違和感があるものがありました。ダイスカップは付属なしです。価格からしたらリーズナブルに遊ぶには良い物です。

そこで既存のチェッカーに合うセットを作ってみようと思いました。

チェッカーの直径と厚みから、ボードにチェッカーが6枚並んだ時の間隔がキツ過ぎずユル過ぎず、ゲームに必要なボード片面の面積を計算しました。 そのサイズ感に見合うものを100均ショップ店頭や検索で日夜探しまくっていた所、職場近隣の量販店の写真用品売場に写真展示用の木製パネルを発見。 様々なサイズが揃っていて、理想の近似値に合うものを購入。 木製パネル内側の枠内寸法がチェッカー6枚+1.5枚位だったので、仕切りを入れてチェッカーとダイス類が収納出来ると考えました。

盤面のデザインは木目柄の画像上に2色の三角形を交互に配置。2色の色合いはチェッカーの各色をスキャンして合わせました。フォトショップでデザイン処理してケント紙にインクジェットでプリント。 プリントした物の表面処理に100均で見つけた窓ガラス目隠しシートを貼付け。 水濡れや傷を防ぎながら、チェッカーの滑りも良い感じになりました。 盤面の幅を合わせる為に100均の工作用角棒をピッタリにハメ込み。

これでバックギャモンのボードとしては完成したのですが、外側の処理をどうしようかと考えます。

フェイクレザーを貼って高級感を出す。チェスボードにするのは既製品で良くあるし、囲碁将棋だと別に駒を用意する必要がある。

そこで今年5月にバックギャモンフェスティバルの会場で体験した盤双六に思いが及びます。

同じ起源で洋の東西を裏表に出来たら面白い!チェッカーとダイスは共用出来るし、振り筒はちょっと前に食したまま放っておいた、(禰󠄀豆子の)竹筒羊羹の空容器がちょうど2本あった事を思い出します。

デザインからプリント後処理までは前述同様。 2枚の木製パネルをこれまた100均のフローリング床面の補修用木目調テープで貼り付け接続。側面も同様に化粧貼り。

元々付属のダイスはチェッカーに対して大きく重く、振り出して軽いチェッカーを弾いてしまう物だったので、手元にあった小さめのダイスにしました。 ポータブルな盤双六のセットが完成して大変満足しています。

また最後になりましたが、初めて盤双六の体験をさせて頂いた事、関係者の方々に感謝致します。ありがとうござます。

文責 Jackie Yoshida

高橋勇樹さん

制作談

3Dプリンタを活用して、ダイスカップやスコアボードなどの小物を作成しました。

ダイスカップは手に馴染みやすいように小さめのサイズとして、箱根で見た寄木細工風のシールを貼っています。

スコアボードは、万年カレンダーを応用して、携帯し易いサイズに作りました。

ホームページにてご紹介させていただいた作品は、10/8-10に王位戦の会場にて展示させていただきます。

入場は無料です!是非作品を見に来てみてください!

皆さんの来場、心よりお待ちしております!

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